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病気を患う事

category - コラム+ エッセイ
2016/ 04/ 06
                 
永い間、病気で居ると。

健康だった日々を懐かしく思う。

ただ幸せだったあの日々は、もう帰っては来ないかと絶望した。

人生は清くはかない、心が汚れてしまった人も居るけど。

生きる為に汚れてゆくのなら、誰にも責める権利はないと思う。

ひたすらに幸せを祈るのは、自分だけではなくて。

自分と関わってくれた人に、幸せに成って欲しいと願う。

病気が障害となり、働くことが困難になってしまう。

周りには精神障害が甘え病と勘違いする人も大勢居るが。

すべての病気で苦しんでいる人は、その困難と向き合う事を強いられる。

せっかく此の世に産まれて来たのに、病気の苦しみと闘う毎日は涙に明け暮れてしまう。

でも考えてみれば。

病気などの障害を患えば、多くを感じ取る事が出来る。

それが達観につながるのなら、人間としての深みも大きさも備える事が出来る。

望んで不幸に成る人は居ないけど、遠回りが一番の近道だと、いつか誰かが言ったから。

働くだけの人生がこの世のすべてではないから。

人よりも劣っているとか、遅れているとか、比べられるものでないから。

毎日の病気の苦しみに耐える中で、ただ生きているだけで幸せなのだと気づく。

何度も胸は張り裂けて、内に秘めた情熱にやけどする。

いくつに成っても熱い想いは色あせることはない。
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