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白昼夢の終わる日

category - 自分の内心_内宇宙
2016/ 09/ 09
                 
自分は悪霊に魅入られたのかもしれない。
強すぎる怨念は悪霊を呼び込むらしい。
自分ではなくて赤の他人の怨念。
1985年、昭和60年春に精神疾患を発病して精神科病棟へ入院した。
その際、部屋が空いていないので、まだ落書きを消していない保護室へ入れられた。
昔の保護室は今と違って、刑務所の独房のように小汚かった。
その保護室に前の入室患者の落書きが壁一面に書き連ねてあった。
誰かへの恨みつらみの憎しみの文章、便所に呪いのワラ人形の絵。
すべて黒いマジックペンで書かれていた。
普通はペンキですべて塗り終えてから次の患者を入れるのだが。
部屋が空いていないから、急きょ17歳の私は入れられたらしい。
らしいと言うのは、自分の意識が無かったから記憶が無い。
目が覚めたら(意識が戻ったら)保護室に居て、そこがどこだか分らなかった。
その落書きだらけでホラー映画のような保護室に、悪霊が居た。
居たと言うよりも存在を感じた。
どこか忘れたけれど、部屋の一部分だけ漆黒の闇になっていて。
昼間なのにその部分だけ真っ黒で見えない。
便所のワラ人形が何かをしゃべった。

「お前いま素直に寝ようとしただろう」

その声は隣の保護室の人の声でも職員の声でもなかった。
漆黒の闇から、痛いほどの悪意が放たれている。
保護室は外から鍵をかけられていて中の人は外へ出られないから。
17歳の私は恐怖に戦慄して声を出せずにただ怯えていた。
怯えながら何も知らない振りしか出来なかった。
病院だから、現代科学を信じている人間の集まりが職員だから。
神秘減少や超常現象なんて話しても妄想の病気だと思われるだけだと思い、何も話せなかった。
今なら誤解されてもかまわないから平気で話せるけど。
考えられるのは、その総合病院に入院してから運気がガタ落ちした原因が、その保護室で巡り合った悪霊に憑りつかれたのではないか?
という事。

その総合病院で知り合った他の精神病患者にものすごい迷惑をかけられた。
当人たちは親切のつもりだろうけど、病気だから他人の人生に介入する危険が分からない。
その総合病院に受診せずに他の病院へ受診していたなら、最悪の運命は回避出来たかも知れない。

自分の人生には苦しみばかり。良い事も少しはあったけど、ほんの些細なもの。苦しみに耐えるのはクセになってる。
他の人には「とてもじゃないけど耐えられない」レベル。
ものごころついた時に心の中で「産まれる前に悪い事をした」と言う言葉が漠然とあった。
ただ不思議だったけど、数多くの神秘体験(主に不幸な人生)が自分を納得させていった。
生きる事が前世の贖罪ならば、すぐ死ぬ運命も回避出来るのだろう。人の人生は同じじゃない、産まれつき幸福な人も居れば不幸な人も居る。

永い転覆人生が終わる時、それは悪夢から解放される日。
永きにわたる試練から解き放たれる時が来るなら、その日を夢見ていたい。
痛みに耐える日々、栄光なんて要らないから平穏が欲しい。
痛みの中で感じる、痛みは喜び。
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