2014/10/26

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キズナ6.5

category - 詩篇(詩集)
2014/ 10/ 26
                 
愛し合う男と女が居る。

ふたりが愛し合うことが一番の幸せなのに、お互いの幸せを願う。

出会うことすら許されない不幸な愛は、キズナが全てだった。

女は男を見て育った。恋に焦がれた女。

男は女を救いたいと思った。女の愛に応えたいと。

一歩外へ飛び出せば、狭い部屋で抱き合う二人でもない。

倦怠期のアベックが罵りあえる贅沢も知らないで、

記憶が欲しかった二人。

肌と肌が触れ合えば言葉なんて要らないのに、

どこまでも言葉が欲しい。

終わると知っている恋を欲しがる人なんて居ない。

せめて綺麗になりたい気持ちだけは綺麗で居たい。

想いだけで恋が成就できるほどわがままで居れたら。

もしも呼ぶ声に振り返ることがあるなら、心に触れていたい。

見えないものこそがキズナだと。


A子ちゃんの心の中1
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